会長山内高弘 福井大学 病態制御医学講座内科学(1) 血液・腫瘍内科 教授
若鮎おどる季節、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。第59回日本痛風・尿酸核酸学会総会 会長を仰せつかりました、福井大学病態制御医学講座内科学(1) 山内高弘です。令和8年(2026年)2月27日(金)・28日(土)の2日間にわたり福井県福井市福井駅東口再開発ビルAOSSA(8F 福井県民ホール)において開催させていただくこととなりました。このような栄えある機会を頂き、大変光栄に存じております。
例年本学術総会では痛風・高尿酸血症やその関連疾患などを診療する医療従事者・臨床研究者と、尿酸代謝や核酸代謝、遺伝子解析、細胞膜トランスポーター等を研究する基礎研究者が一堂に会し、世界的な研究成果が発表されてきました。第59回総会の開催テーマは「伝統を礎に若い力が躍動する痛風・尿酸・核酸の将来」といたしました。本学会の長年に亘る痛風・尿酸・核酸研究の「伝統」を、多様性・柔軟性・突破性・創造性の別語である「若さ」が次の新しい研究の世界へ向かって変革させるということです。そしてその将来(将に来る)を具現化したいと思います。
第59回総会では、開催テーマに沿って特別講演、教育講演、シンポジウム、そして一般演題(口演・ポスター)ならびに企業共催セミナー(ランチョンセミナー)を予定しています。さらに、一般演題から選抜された優秀演題セッション、学会若手委員会による企画、他学会との合同シンポジウムなどをご用意いたします。
福井県は日本のちょうど真ん中に位置し、長い歴史と味わいのある文化を育んできました(福井市観光公式サイトより)。越前海岸の新鮮な海の幸と白山水系のきれいな水のおかげで福井の食べ物は美味しいものばかりです。また、「越前おろしそば」、「ソースカツ丼」、「水ようかん」といった地元の名物も目白押しです。また名だたる銘酒も控えております。さらに、1500年の歴史を持つ「越前和紙」や「越前漆器」、海外からも注文が届く700年の歴史の「越前打ち刃物」など、定番の「羽二重餅」だけでなく、良いお土産になることと思います。観光地として、絶景の「東尋坊」、曹洞宗の「大本山永平寺」、歴史を体感する「一乗谷朝倉氏遺跡」、駅から徒歩10分の「養浩館庭園」等があります。また、日本で発掘された恐竜化石の約8割が福井県で見つかっていることから勝山市に建てられた「福井県立恐竜博物館」は世界の3大恐竜博物館に数えられています。総会翌日にはバスツアーのモデルコースがあり、ご予約を頂けますと幸いです(A恐竜博物館コース、B永平寺・朝倉氏遺跡コース)。
一般演題の応募の詳細等随時ご案内致します。多数の方々のご参加をお待ち申しております。この福井の地で皆様方とお目にかかれますことを大変楽しみにしております。